高知の郷土料理といったら何を思い浮かべるでしょうか?
やはり、一番にカツオのたたきが出てきますよね^^
他にも屋台餃子や鍋焼きラーメン、釜揚げちりめん丼など美味しい食べ物がたくさんあります。
また、高知といえば日本酒も有名ですよね。
高知県民はお酒が大好きで、みんなで集まって飲むイメージがあると思います。
そんな高知県民が宴会で必ず頼むといわれている「皿鉢(さわち)料理」
一体どんな料理なんでしょうか?
ここでは皿鉢料理がどんな料理なのかとそのお値段、さらに皿鉢料理を食べられる高知市の有名人気店と東京で皿鉢料理がいただけるおすすめ店をご紹介します。
高知の皿鉢料理とは?
皿鉢料理とは高知・土佐の郷土料理で、大皿に刺身や煮物、お寿司などを盛り合わせた宴会料理のことです。
ちなみに、“皿鉢”とはお皿と鉢の中間的なものを指し、比較的深みがある大皿・大鉢のことをいいます。
日常的に食べるものではなく、昔は神事の際の儀式食として特別な日に食べる行事食、もっと言えば“晴れ食”でした。
現在は婚礼や葬式、祝い事などの人が大勢集まる宴の場でよく食べられる料理です。
皿鉢料理は生(刺身)、組み物、すしの盛り合わせが基本とされ、お店によって、または行事、季節によってその中身は異なってきます。
例えば、その宴席が祝席の場合はこの三つに「鯛の活け造り」が加わったり、その時期に旬の食材が加わることもあります。
- 生
活魚の刺身をお皿一面に並べるのが基本とされている。
赤身、ドロメ(イワシの稚魚)、カツオのたたき、シイラやカレイなどが用いられる。
- 組み物
煮物、練り物、和え物、焼き物、羊羹、季節の果物などが「バラン」で仕切って盛り合わされている。
- すし
白米と砂糖を用いたすしは祝いの席には欠かせないもので、必ず加えられる一品。
鯖の姿ずし、甘鯛の姿ずし、ひっつけずし、巻きずし、いなりずしなどが盛り付けられる。
この他、地域によって特色のあるすしも。
こうして見てみると、なんだか正月のおせち料理みたいですね!
色んな種類の縁起のいい料理を重箱に詰めて、それを家族や親戚一同で食べる、といった風習が似ていますよね。
高知県民は宴会の場でこの皿鉢料理を囲み、お酒を楽しんでいるんですよ。
この一皿で高知の郷土料理が色々味わえるといっても過言ではないので、ぜひ旅行に来た際は食べてみたいものですね。
高知 皿鉢料理の値段
皿鉢料理はその内容が豪華な分、お値段の方も気にかかりますよね。
高知の皿鉢料理を取り扱うお店の平均化価格は10000円~と言ところです。
当然皿が大きくなり内容が増えればそれ以上のお値段がします。
祝いの膳ですからね。
お値段も少しばかり豪快になります。
でも店によっては5000円~というところもありますよ。
それではこれから具体的におすすめ店をご紹介していき
その中で値段についても詳しくご紹介していきますね^^
高知 皿鉢料理の有名人気店「司」
皿鉢料理、食べたくなってきましたよね。
皿鉢料理が食べられる有名人気店は、「土佐料理 司」というお店です。
このお店が一番有名で、過去には秘密のケンミンSHOW、ZIP!、カンブリア宮殿など、いくつものメディアにたびたび取り上げられています。
高知ではテレビでCMが流れているので、知らない人はいない有名店です。
皿鉢料理は2名様用(10000円)、3名様用(12000円)4名様用(15000円)や皿鉢コースがあります。
これは別に人数分を頼まないといけないわけではありません。
このほかにも、司さんでは
- カツオ料理(たたき、刺身、お造り)
- 一品料理(鯨料理、土産珍味)
- 鍋料理(しゃぶしゃぶ、クエ鍋、鯨ハリハリ鍋など)
色んな高知の郷土料理を味わえますよ。
地酒と一緒に楽しみたいですね。
では、お店の情報をご紹介します。
店舗も大きく団体客も入る人気店ですが、店内は隅々まで掃除が行き届き
接客も手厚い評価の高いお店です。
「郷土料理 司」ではランチから宴会、法事まで幅広く対応されているので
一人での気軽な食事から大人数での宴会まで用途は多岐にわたります。
店 名 | 土佐料理 司 高知本店 |
住所 | 〒780-0822 高知県高知市はりまや町1丁目2−15 |
アクセス | ・ JR高知駅 徒歩12分
・はりまや橋交差点より徒歩1分 |
電話番号 | 088-873-4351 |
営業時間 | 平日 :午前11時30分~午後10時
日曜祝日:午前11時~午後9時30分 |
休 日 | 年末年始 |
公式HP | http://www.kazuoh.com/honten/index.html |
備 考 | 3,000円以上飲食した場合、契約駐車場の基本料金がサービスされます。 |
さて、この「土佐料理 司」ですが、ちょっとお高いですよね。
また、そこまで大人数じゃないけど皿鉢料理を食べてみたいというときもありますよね。
実はこのお店、もう少しリーズナブルに食べられる系列店があります。
それが「酔鯨亭」です。
この「酔鯨亭」のおすすめがミニ皿鉢(Sサイズ)です。
2~3名様向けで6,000円。
先ほどの「土佐料理 司」の2名様用(10000円)に比べたら、4,000円もお安いことになります!
ミニ皿鉢といっても、
- 白身魚の刺身
- かつおのタタキ
- 鯨の串カツ
- 鯨の竜田揚げ
- ウツボの唐揚げ
- 青さのり天ぷら
- 貝の盛り合わせ
- 土佐巻き寿司
- 鯨のサエズリ
- フルーツトマト
(※季節によって内容の変更あり)
と、これだけの種類の刺身・タタキ・寿司・組物が大皿に盛り込まれているので、これに鍋料理も一緒に頼めば、5~6名くらいの人数であれば十分に楽しめますよ!
鯨のハリハリ鍋(10~3月限定)も2,600円と、「土佐料理 司」の4,000円(お一人様)に比べると安いですよね。
店内もお昼から気軽に飲みに行けるようなカジュアルな居酒屋です。
ちなみに、ミニ皿鉢は来店希望日の当日16時までの予約が必要です。
ネットで予約をすると特典も付いてきますのでぜひ予約してどうぞ!
また、ミニ皿鉢(Mサイズ/3~4名様向け/9,000円)は
来店希望日の当日16時まで、
皿鉢(Lサイズ/5~6名様向け/13,000円)は
来店希望日の2日前14時までの予約が必要です。
店 名 | 酔鯨亭(すいげいてい) |
住所 | 〒780-0833 高知県高知市南はりまや町1丁目17−25 |
アクセス | ・「はりまや橋」の電停を降りて徒歩3分
・ はりまや橋から徒歩5分 ・ デンテツターミナルビル前駅から62m |
電話番号 | 088-882-6577 |
営業時間 | 火~土、祝前日 11:30~14:00 17:00~22:00
(料理L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:30) 日、祝日 17:00~22:00 (料理L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:30) |
休 日 | 月 |
予約可能日 | 火〜日・祝前日・祝日 |
公式HP | https://suigeitei.owst.jp/ |
皿鉢料理を東京で食べるならおすすめ店はここ
高知には行けないけど、皿鉢料理は食べてみたいという方に朗報です。
なんと先ほどからご紹介している「土佐料理 司」は東京にも系列店があるのです。
それが「土佐料理 祢保希(ねぼけ)」
「土佐料理 祢保希(ねぼけ)」は
銀座店、赤坂店、丸の内店、新宿店、日本橋店と5店舗も展開されています。
皿鉢料理は全店舗共通で、コースの一つとして提供されています。
(※入荷状況により変更あり)
そのコースの内容は
「天然活〆鮮魚お造りなど 黒潮皿鉢コース」
8,000円/1名様
受付人数2~20名様
【8月内容】
季節の旬鉢
炭火焼 鰹たたき
皿鉢料理
- 天然活〆鮮魚お造り三種盛り
- 伊勢海老具足煮
- 貝盛り合わせ
- 四万十鶏吟醸焼き
- 海老塩焼き
- やわらか蛸と石川小芋
- 鯨の串カツ
- 土佐寿司三種盛り合わせ
天然鮎の塩焼き
デザート
「名物皿鉢料理!鰹たたき+天然鮎の塩焼き 土佐皿鉢コース」
10,000円/1名様
受付人数2~20名様
【8月内容】
旬鉢 二種
炭火焼 鰹とウツボのたたき
皿鉢料理
- 天然活〆鮮魚お造り三種盛り
- 伊勢海老具足煮
- 貝盛り合わせ
- 四万十鶏吟醸焼き
- 海老塩焼き
- やわらか蛸と石川小芋
- 鯨の串カツ
- 土佐寿司三種盛り合わせ
天然鮎の塩焼き
鯛出汁そうめん
デザート
皿鉢料理のコースは2種類あり、
どちらも決して安くはありません。
しかし、東京にいながら、このコースで高知の全てが味わえると思ったら、妥当な値段ではないでしょうか。
それこそ、祝い事など特別な日に食べるのにもってこいだと思いますよ!
まとめ
皿鉢料理の解説と有名店のご紹介でした。
高知県に来た際には味わってほしいですし、ここぞというときの宴席で注文すれば、その場が盛り上がること間違いなしです!
ぜひ、一度お店に足を運んで皿鉢料理をお楽しみくださいね^^