しっとりふわふわのスポンジ生地に、たっぷりと生クリームを巻き込んだロールケーキは、とてもおいしいですよね。
お菓子作りが好きな人なら、1度はチャレンジしたことのあるケーキではないでしょうか。
レシピサイトでも共立てや別立て、様々なロールケーキレシピが紹介されていますよね^^
そんなおうちでも簡単に作れるイメージのロールケーキですが、途中で割れたりうまく巻けなかったという経験はないですか?
実は意外に難しい ロールケーキの巻き方。
これには失敗しないための 3つのコツがあるんです。
作り方やレシピを見ただけではなかなか分かりづらい、ロールケーキの巻き方のコツを、一挙にシェアしておきたいと思います^^
クリスマスケーキに手作りのロールケーキ、恵方巻ロールもオススメです♪
ロールケーキ失敗しない巻き方のポイントとは
ロールケーキって、材料も少なくておうちでチャレンジしやすいけれど、あんがい失敗もしがちですよね。
材料計って、スポンジを焼いて、クリームを泡立てて、さあ仕上げよ~って、この最期のロールケーキを巻くときの失敗が1番多いんです。
もうあとちょっとって時の失敗なので、やっちゃうと本当にへこみます。
実はロールケーキの巻き方にはちょっとしたコツがあって、ポイントさえ押さえればとてもうまく作れるようになるのですが、レシピを見ただけではイマイチつかめません。
そのコツは、大きく分けて 3つ。
①クリームの泡立て具合
➁クリームの塗り方
③スポンジ生地の巻き方
ものすごく大きく分けましたが、以上の3つがうまくロールケーキを巻くポイントです。
では、早速それぞれのコツについて詳しく解説していくのですが、その前に大事な準備があるので先にお伝えしておきます。
ロールケーキを巻く前の準備
うまくロールケーキを巻くには、環境を整える必要があります。
まず、スポンジが十分冷めたら、焼きついた紙をはがしてスポンジよりも一回り大きいクッキングシートなどの紙の上にのせます。
大きめでないと巻きにくいし、後でロールケーキをきゅっとしめるのに困ります。
そして固く絞った濡れタオルを作業台にしいて、その上に紙に乗せたスポンジをセットします。
こうすることで、滑り防止になりうまくケーキが巻けます♪
こんな感じ^^
これで準備は完了!
準備ができたので、失敗しないロールケーキの巻き方のコツのそれぞれ3つについて解説していきます。
PS;ロールケーキをうまく巻くにはスポンジの出来が関係してくるのですが、ここでは巻き方のコツに焦点をあてたいので、ロールケーキ生地については別記事にてご紹介しますね。
ロールケーキはクリームもポイント
クリームの固さ
ロールケーキを上手に巻きあげるには、クリームの固さいわゆるクリームの泡立て具合も大切なポイントなんです。
ここで使うクリームは必ず動物性のものにしてください。
植物性では十分な固さにならず失敗を呼びます。
そして乳脂肪分は40%以上のものにしてください。
これも低すぎると、泡立てに支障が出ます。
では、大切なクリームの固さについて。
しっかり泡立てて良い固さにしようと一気にやりすぎると、生クリームがぼそぼそになってしまいます。
ぼそぼそだと舌触りが悪くておいしくないだけでなく、スポンジ生地に塗り付ける時に扱いにくくなってしまいます。
一方で、クリームの泡立てが少なくゆるい状態だと、生地からはみ出して流れてしまうので上手に巻けません。
最もロールケーキに適したクリームの泡立て具合は、”八分立て”です。
八分立てとは、クリームを泡立て器で持ち上げたとき、泡だて器にくっつきながらも、ボタっと落ちるような状態のことです。
持ち上げたときタラタラとすぐ落ちてしまうようでは、まだゆるいです。
持ち上げて揺らしてもまったく落ちてこないようでは九分立てになってしまっていて、泡立てすぎです。
九分立てでも悪くはないですが、理想は八分立てです。
扱いやすく、しかもくちどけが最高なのが八分です。
九分立てはデコレーションするのに向いています。
クリームの塗り方
ロールケーキを切った断面が、くるりときれいに「のノ字」になっているのがベストではないですか?
くるんとのノ字にするには、巻き始めの部分に滑り台のようにクリームを多くのせます。
巻始め __/\________ 巻終わり
こんなイメージです。
手前を高く、巻き終わりになるにつれうすくクリームをのばします。
巻き終わりが最も薄くしてください。
このようにするのは、巻くうちにクリームが巻き終わり側によっていくからです。
たまに、巻き終わりには塗らないようにというレシピもありますが、塗って構いません。
ぬってないと巻き終わりが接着しませんからね。
クリームを生地に広げる時は、スケッパーをつかうと素早くきれいにできます。
塗りはなるべく手数を少なく、素早くした方がクリームをふわふわにおいしく保てます。
こね回すと、クリームを泡立てるのと同じで固さが増してしまうからです。
フルーツを入れるならクリームの山の向こうです。
__/\●________ こんな感じです。
写真は小さいフルーツを中に入れた例です。
イチゴとかバナナなどを真ん中の芯になるように入れたい場合は、クリームの山の向こうにおいて下さいね。
クリームの塗り方ひとつで巻き方に影響が出るので、ここはぜひきちんとやっていただきたいです。
ちなみに堂島ロール風に巻くなら、巻き始めと真ん中より少し手前にクリームで二つの山を作ります。
巻始め_/\_/\___巻終わり
ロールケーキを巻くコツ
ここが最大の山場で、仕上げに直結する最も大切なポイントです。
それでは巻いていきましょう。
①巻き始めに芯となる部分を作ります←ここほんと大事
やり方は、芯ができるように生地のはじめ3センチくらいを起こして、巻きはじめをUの字みたいにします。
手を放しても生地がUの字になるようにです。
盛り上げてぬったクリームに生地の端をそわせるように持ち上げ形成するのがコツです。
これは、記号で表現できませんでした・・・_| ̄|○
分かりにくいかもですが、写真を参考にしてください。
こんな風に、手を離してもステイするようにです。
生地を持ち上げる時は優しく面で持ってくださいね、つまむとちぎれます。
➁紙の横幅を4等分して、右左それぞれ端から4分の1辺りを手でつかみます
___⋆___ ___⋆___ 星の辺りを持ちます。
③引き上げるようにして向こうに押して巻きます
巻くときは、グルグル巻きこむイメージではなくて、向こう側に持ち上げながら押す感じで進めます。
一気にすっと引き上げるように押すと、あっという間に巻けます。
クリームが横から出ますが、気にしてはいけません。
いさぎよく、すっと巻いちゃいましょう!
勢いあまって落ちそう・・・(笑)
④ロールをしめます
巻き終わりを下にして、紙の中央にケーキを置き紙を再びかぶせ、腕全体か長めの定規を添えてロールを引き締めます。
程よい力で優しくしめて下さい。
私はよく100均の薄いまな板を使ってロールをしめています。
➄紙で巻いたまま上からラップで包んで冷蔵庫で休ます
巻き終わりを下にして、紙できれいに包み、その上からラップをして冷蔵庫で冷やします。
なじませるのに、少なくても30分は置きましょう。
冷やしてなじませないと切りにくくてこまります。
半日~一晩おいたものがよくなじんでしっとりおいしいです。
これで、出来上がりです!
<追伸>
包丁でロールケーキを切る場合、刀先についた生クリームがスポンジについてしまう事がよくあります。
スポンジの切り口をきれいに仕上げたい場合は、糸を使ってケーキをしばるようにして切ると、驚くほどきれいに仕上げることが出来ますよ。
ぜひお試しください^^
ロールケーキ失敗しない巻き方のコツ!割らずに巻くポイント3つのまとめ
いかかだったでしょうか?
とても盛りだくさんの内容になってしまいましたが、3つのコツはつかめましたか?
ここに書いたのはロールケーキの巻き方の大切なポイントばかりですので、ぜひ参考にしてくださいね。
ロールケーキは見栄えもするし、冷蔵庫での保存も場所に困らないし、おもてなしやプレゼントなどにもピッタリです。
あ、そうそう。
冷蔵庫でのロールケーキの保存にはこうゆうケースがあると便利ですよ。
ホームパーティーなんかの来客時には、このまま出せてサマになるから我が家ではかなり重宝してます。
ロールケーキはクリスマスやバレンタイン、お土産などにももってこいですから、
この機会にあなたもロールケーキマスターになっちゃいましょう!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました(〃´∪`〃)ゞ
コメント
色んなレシピ見ましたが、ここが一番わかり易かったです。
巻くのではなく押す!
あー目からうろこでした。
ありがとうございました。
さゆりさん、はじめまして。
「1番わかりやすかった」なんてって言っていただけて、本当にうれしかったです。
お役てたなら、こんなにうれしいことはありません(*´σー`)
コメントありがとうございました!