出張や旅行の際、新幹線の指定席を事前に予約することは重要です。
予約可能な日時について詳しく説明します。
新幹線の指定席予約、最早いつから可能?
新幹線の座席予約は、乗車日の1か月前の10時から可能となります。
これはJRの統一ルールで、全国の新幹線や特急列車に適用されます(2024年1月時点)。
事前予約や旅行会社を通したパッケージツアーなどでは、予約開始日より前に販売が始まる場合がありますが、実際の予約確定は1か月前からとなります。
この点についても詳しく解説します。
具体的な予約開始日時
新幹線のチケットは、乗車日の1か月前の10時から購入可能です。このルールは、インターネット、窓口、旅行会社を問わず全国で統一されています。
重要なポイントとして、1か月前は日にちを1か月戻した日を指します。
例えば、2024年2月22日に乗車する場合、予約開始日は2024年1月22日の10時です。
なお、朝10時からの販売開始であるため、それ以前に予約を試みても成功しません。
また、連休などの人気時期は発売開始日に座席が急速に埋まることがあるため、早めの予約が推奨されます。
例外日の取り扱い
1か月前に当たる日が存在しない場合(例:2月に31日がない場合など)は、以下のように例外日が設定されます。
– 3月29日の予約開始日は2月29日
– 3月29日、30日、31日の予約開始日は3月1日
– 5月31日の予約開始日は5月1日
– 7月31日の予約開始日は7月1日
– 10月31日の予約開始日は10月1日
– 12月31日の予約開始日は12月1日
2024年はうるう年であるため、3月29日の予約開始日は2月29日となります。
連休ごとの新幹線予約開始日
コロナ禍から脱出した今、大型連休の新幹線予約は早めに行うことが推奨されます。
できれば発売開始日に予約することをお勧めします。
特に年末は発売開始日に座席が約60%埋まることが多く、隣り合わせの席を確保するのが難しくなります。
予約開始日を事前にチェックし、良い席を確保しましょう。
ゴールデンウィーク(2024年)
2024年のゴールデンウィークは4月27日から5月6日までの長期間となりますが、平日が挟まれるため連休の取り扱いが複雑です。
ゴールデンウィーク期間中の新幹線予約は、以下の日程で開始されます:
4月27日(土)の予約開始は3月27日(水)
4月28日(日)の予約開始は3月28日(木)
4月29日(月・昭和の日)の予約開始は3月29日(金)
その他の日程は、乗車日の1ヶ月前の同曜日に予約開始
お盆(2024年)
2024年のお盆休みは、8月13日から16日までの期間に加えて、8月11日の「山の日」が祝日となります。
お盆期間中の新幹線予約は、以下の日程で開始されます:
8月10日(土)の予約開始は7月10日(水)
8月11日(日・山の日)の予約開始は7月11日(木)
お盆入りの8月13日(火)の予約開始は7月13日(土)
その他の日程は、乗車日の1ヶ月前の同曜日に予約開始
年末年始(2024年-2025年)
年末年始は利用者が最も多い時期で、予約の混雑が予想されます。特に年始が1月3日までの場合、混雑が集中する傾向にあります。
年末年始期間中の新幹線予約は、以下の日程で開始されます:
12月28日(土)の予約開始は11月28日(木)
12月29日(日)の予約開始は11月29日(金)
大晦日の12月31日(火)の予約開始は12月1日(日)
元旦の1月1日(水)の予約開始は12月1日(日)
その他の日程は、乗車日の1ヶ月前の同曜日に予約開始
追加で覚えておきたいポイント
予約変更について
予約変更は、新規購入と同様、乗車予定日の1か月前以降でなければ行えません。
窓口や券売機で購入した新幹線チケットは、一度だけ無料で変更可能です。
オンライン予約の場合、「エクスプレス予約」や「スマートEX」などでは回数制限なく変更が可能ですが、変更後の乗車日も1か月以内でなければなりません。
到着日の影響はなし
新幹線を含むJRのチケットは、出発日が基準となります。新幹線に日付をまたぐ路線はないため、到着日は関係ありません。
団体旅行も例外ではない
修学旅行などの団体旅行でも、出発日の1か月前からチケットが発行されます。
大規模な団体の場合、最終的なチケットは9か月前からの審査を経て、1か月前に発行されます。
団体旅行は通常、新幹線が空いている時期に計画されるため、満席の心配はありません。
旅行会社でも特別扱いはない
旅行会社では、1か月以上前から予約を受け付けていますが、新幹線の予約はまだ行われておらず、1か月前以降に「予約」状態となります。
そのため、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの混雑期には新幹線と旅行パックの数が限られます。
往復チケットに関して
往復チケットの場合、帰りのチケットの日付が基準となります。
往復チケットを購入する際は、行きと帰りのチケットをそれぞれの発売開始日以降に購入する必要があります。
自由席チケットの購入時期
自由席チケットも指定席と同様に、乗車1か月前の10時から購入可能です。
自由席チケットは売り切れることがないため、早期購入する人は少ないです。
自由席の特急券は有効期限が1日のみで、購入した日に限り好きな列車に乗ることができます。
自由席チケットを早期に購入する理由は、主にチケットを事前に手に入れておきたい場合です。
遠方の家族やイベントのためにチケットを用意しておくという場合が考えられます。
また、乗車当日の混雑を避けて事前に購入しておくという場合もあります。
自由席チケットを購入する際の注意点として、窓口で購入する場合は日付を明確に伝える必要があります。
また、大型連休など混雑する期間は、自由席が全席指定席となる場合があるため注意が必要です。
JR各社の予約についての誤解
ネット上では「1か月以上前から予約可能」という情報が見られますが、これは正しくありません。
実際には、1か月以上前から予約の申し込みはできますが、席が確定するわけではありません。
JRのダイヤは1か月前まで変更される可能性があるため、座席の確保は保証されません。
JR東海のエクスプレス予約、JR東日本のえきねっと、JR西日本のe5489、JR九州のJR九州インターネット列車予約など、各JR会社では発売前の事前予約サービスが提供されています。
これらは全てWEBを通じた会員向けサービスで、予約の申し込みは受け付けられますが、確定は発売開始の1か月前の10時になります。
予約が確定した場合、申し込み者にはメールなどで通知されます。
事前予約の開始は通常、発売開始の1週間前からですが、JR東海では1年前から可能です。
ただし、事前申し込みができたからといって、予約が確定しているわけではなく、座席指定もできません。
大型連休などの混雑時には、この事前予約サービスの利用がおすすめです。
発売開始日を忘れる心配もなく、予約の殺到によるアクセス困難も避けられます。
過去には、ネット予約が普及する前に、人が行う「10時うち」という予約方法がありました。
しかし、現在は公平なシステムによる抽選方式が採用されています。
要点のまとめ
再度要点をまとめますと、
新幹線の予約は原則として1か月前の朝10時から可能です。
大型連休などでは、事前予約サービスを利用することで、より早く申し込みができます。JR東海は1年前から、他のJRは1週間前から申し込みが可能ですが、予約が確定しているわけではありませんので注意が必要です。
複数人での移動や子供連れの場合は、1か月前の10時に予約をして、希望の座席を確保しましょう。