「ママ、このご飯固いよ。」
「え?全部じゃないよね?大丈夫、固くないところを食べてみて。」
「うーん、でもやっぱり美味しいご飯が食べたいな。」
家でよくある会話ですよね。
炊いたご飯を全部食べきれずに冷凍しておいたら、温めなおしたときに固い部分ができてしまいます。
これはなぜでしょうか?
そして、冷凍ご飯を美味しく温めなおす方法はあるのでしょうか?
今回は、冷凍ご飯が固くなる原因と、美味しく温めなおすコツをお伝えします。
なぜ冷凍ご飯を温めなおすと固くなるの?
冷凍ご飯が温め直すと固くなるのにはいくつかの理由があります。主な原因は以下の通りです。
– ご飯の水分が失われる
– 加熱しすぎ
– 加熱時間が短すぎる
– ご飯の塊が大きすぎる
– 冷凍する前にご飯が冷めている
ご飯の水分が失われる
電子レンジで加熱すると、食品に含まれる水分が動き、その摩擦熱で加熱されます。
このとき、ご飯の水分が失われすぎると、一部が固まってしまいます
加熱しすぎ
加熱時間が長すぎると、水分が蒸発しすぎて固い部分ができます
加熱時間が短すぎる
逆に加熱時間が短すぎると、ご飯が均一に温まらず、固い部分が残ってしまいます。
冷凍なのですから当たり前ですよねw
ご飯の塊が大きすぎる
冷凍保存する際にご飯の塊が大きすぎると、中心まで熱が通る前に表面の水分が蒸発して固くなります。
冷めた状態で冷凍している
ご飯が冷めてから冷凍すると、すでに水分が減っているので、温め直すとさらに水分が失われて固くなります。
冷凍ご飯を柔らかく温めるコツ
冷凍したご飯が硬くなる理由を理解すれば、美味しく温め直す方法も見えてきます。
以下のポイントを押さえれば、冷凍ご飯を柔らかく温め直すことが可能です。
- 炊き立てをすぐに冷凍する
- 平らにしてラップで包む
- 保存用の専用容器を使う
- 二段階で加熱する
- 少しの水を足す
炊き立てをすぐに冷凍する
ご飯が冷めてしまうと硬くなりがちなので、炊き立ての状態で急いで冷凍しましょう。
急速冷凍機能がなければ、アルミトレーを使って冷凍庫で速やかに冷やすと良いでしょう。
平らにしてラップで包む
ご飯を平らな形にしてからラップで包むと、温めるときに熱が均等に伝わりやすくなります。大きなかたまりのままだと、中心まで熱が行き渡らず硬い部分が残ってしまいます。
なるべく平たく均一の厚みにして冷凍しましょう。
保存用の専用容器を使う
市販のご飯用保存容器を利用すると、ご飯を圧縮せずにふんわりと保存できます。
熱いうちに容器に入れ、蓋をして急速に冷凍しましょう。
二段階で加熱する
電子レンジでご飯を温める際には、一度加熱した後にほぐし、もう一度加熱するという二段階の加熱が効果的です。
これにより、ご飯がふんわりと仕上がります。
少しの水を足す
温めるときに少量の水や酒を加えると、ご飯の水分が補給されて柔らかくなります。
しかし、水を多く加えすぎると、ご飯がべちゃっとしてしまうので注意が必要です。
これらの方法を試せば、冷凍ご飯も美味しく食べられるはずです。ぜひ実践してみてください。