金のなる木が凍傷になってしまったら?症状や復活方法を詳しく伝授!


縁起ものの意味合いの強い、金のなる木。

ぷっくりとした多肉でかわいらしい葉が、雪や霜にやられてトロけたようにくたっと枯れてしまったら、本当に悲しいですよね。

戻るものなら復活させてやりたいというのが親心。

そこで今回ここでは金のなる木が凍傷にかかってしまった時の症状から、復活方法までをまとめましたので、あなたの大切な「金のなる木」の今後のケアにお役立てください。

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金のなる木の凍傷の症状

厚さや寒さに強いイメージのある金のなる木ですが、南アフリカが原産の金のなる木は、元来は暖地を好む多肉植物の一種ですから、寒さには強くありません。

金のなる木の冬の管理方法は、0度以下になる屋外は避けて、屋内で管理するのが基本です。
秋口から断水処理をして屋外で栽培をされている方もいるでしょうが、暖地でなければそれは難しいこと。

しかし金のなる木は、お日様の光が大好きなので、陽に当ててやろうと屋外に出しておいたら、取り込むのを忘れたり、急に振り出した雪やにあったってしまい、うっかり寒さにやられてしまったなんてこともしばしば。

金のなる木が雪や霜などに当たって凍傷になると、以下のような症状になります。

・葉は赤く変色
・葉のハリがなくなり、しわしわに
・茎がしなだれる
・ブヨブヨする
・葉がポロポロ落ちる

元々水分を蓄える機能が発達しているので、葉や幹に含んでいた水分が凍ってしまい細胞が破壊されてこのような症状を引き起こします。

元気な金のなる木の姿とは真反対の様子になるので、凍傷にかかった姿を目の当たりにするとつい慌ててしまいますね。

元に戻せるものなら戻したいけど、ちゃんと戻るのだろうかと不安にもなるでしょう。

金のなる木は案外と強い品種ですから大丈夫。

あまりに凍傷の具合が酷いものや、小さい幼い株でなければ、大概のものは復活する可能性は十分にあります。

金のなる木の復活方法

まずしてもらいたいのは凍傷の具合を調べてもらう事から。

茎を触ってみて、しっかりと固い部分があるようなら、春に芽吹く可能性が十分にあります。

冷害で凍傷になってしまった葉っぱや茎は、残念ながらもとには戻りません。

凍傷で壊死したところはそのうち、枯れて落ちたり腐ってきたりします。

そのまま様子を見てみてもいいですが、気になるようでしたら思い切って切り取ってしまいましょう。

とろけてしまった葉の部分や、ブヨブヨの茎は思い切って切り取ります。

切る時は必ずよく切れる鋭い刃物でズバッと切り落としてくださいね。

こんな剪定はさみが一つ家にあると、いざと言う時助かります。

刃物は病気予防のためにも、切り口から病原菌が入らないように消毒してから使った方がいいですね。
火であぶる、もしくは消毒液でふくだけでも全然違ってきます。

茎を切り戻して、元気な茎の部分を室内の日当たりの良い場所へ移動しましょう。

切ったところには何にもしなくてそのままで大丈夫です。
そのうち自然に乾いて、閉じてきますから。

お日様をよく当て、水やりは控えて春を待ちます。

茎が元気なら、必ず芽吹いてくるはずです。
水やりは、新芽が出てから開始するくらいでちょうどいいですよ。

活力剤をとお考えでしたら、この水やりのタイミングがベストです!

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そして鉢の置き場所は5度を下回らない、陽あたりの良い場所にしてください。

これを機に、家の中で5度以下にならない金のなる木を置くのに適した場所が無いか探してみられてはいかがでしょう。
良い場所が見つかれば、毎年の越冬の役に立ちますよ。

家の中で日当たりが良い場所と言えば窓辺ですが、日当たりがいいからと言って、四六時中窓際に置くのは危険ですよ。

夜になると窓から冷気が伝わってきて、また凍傷を起こしてしまいかねないので、できればこまめに移動してあげてください。

床も冷気がたまるので、できれば棚の上など床にじかに置くよりも、少し浮かせておく方がいいです。

鉢の数が多すぎて、日当たりのいい場所に全部が置けなかったら、2週間ごとのペースでローテーションしてあげるといいですよ。
2週間程度だったら、そこまで日照不足のダメージは出ませんから。

それよりなにより、優先的に確保しないといけないのは、温度です。

決して0℃以下にならないように気を付けて下さいね。

冷え込む夜にはビニール袋を2枚重ねでかぶせたり、紙袋なんかだと2枚重ねにすると空気の層ができて断熱になるのでいいですよ。
紙袋をかぶせた場合は、もちろん朝にはとってあげてくださいね^^

温度管理をしてあげながら、暖かくなって新芽が芽吹くのを待ちます。

待つこと、じつはそこが唯一出来る金のなる木の復活対策です。

切り取った金のなる木の凍傷した部分ですが、切り取った茎に少しでも元気そうなものがあれば、挿し木をして見て下さい。

復活してくれることもまれではありませんよ。

元気な茎が無くても、元気な葉っぱが1枚でもあれば「葉ざし」をして見てください。

水やりをせずに、乾燥の状態をたもっていると、水を求めて根が出てくることがあります。

その時に使うといい専用土を載せておきますね。

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だいたい1か月くらいしたら芽が吹いてくるでしょう。

そうしたらこっちのものです。

新しい鉢に植え替えて育てましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

凍傷になってしまった金のなる木のケアについてのご紹介でした。

凍傷になった金のなる木の戻し方は、温度管理をして春を待つよりほかに方法はありません。

グッと忍耐の時です。
こまめに鉢を移動させたりして管理して待ちましょう。

あなたの金のなる木が、春にまた元気に芽吹いて元気に蘇ってくれることを祈っています。

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