かわいい娘の初めての七五三。
素敵な着物を着せて、かわいい髪形にしてお化粧もして、
写真やムービーを撮っておきたいなあ。
だけどまだ小さいし、大丈夫かな・・・
楽しみな反面、心配事もたくさんありますね。
そして何よりまず考えるのは、七五三をいつするかについてではないですか?
わが子が早生まれだったので、わたしも戸惑った経験があります。
これを読んで、早生まれのお子さんを持つお母さんに、
いつ七五三をお祝いするかの悩みを少しでも解決して頂ければと思います。
そして、女の子3歳の七五三はどんなことに気を付けて準備すればよいか、
だいたいのイメージをつかんで頂けるきっかけになれれば幸いです。
七五三はいつ?早生まれの女の子では?
七五三、女の子はいつするのか
女の子の七五三は、3歳と7歳の時です。
3歳は、髪を伸ばし始める「髪置(かみおき)」
7歳は、大人の装いを始める意味の「帯解(おびとき)・紐落(ひもおとし)」
に由来した子供の成長を祝う行事です。
昔は子供は3さいまでは坊主頭だったんだそうですよ。驚きですよね。
昔、七五三は数え年でするものでした。
3歳と7歳の数え年なので、実際には今でいうと2歳と6歳の年です。
数え年の考え方は現代ではあまり馴染みがないので分かりにくいですね。
ご存知かとも思いますが、念のため数え年について簡単にご説明しますね。
数え年の考え方は、生まれた時がすでに1歳で、元旦が来る度に
みな一斉に一つ年をとるというものです。
ですので、0歳という概念がありません。
極端な例をあげると、12月生まれの子供だと生まれてすぐで1歳、
次の月の1日、つまり元旦を迎えると、2歳になります。
生後1か月もたっていない状態でも2歳になってしまうという
なんとも現代人には理解しにくい考え方です。
この数え年のなごりがあるので、今の誕生日で年齢を表す考え方や満年齢と混ざって
七五三をいつすればいいのか悩んでしまう結果につながります。
七五三、早生まれの女の子では?
七五三を数え年でしようと考えたとき、
早生まれの子が困るのは、同級生と一緒にと考えると数え年が違うというところです。
4月~12月生まれの同級生は数えでいうと七五三の年齢は今年なのに、
早生まれの子だと、来年ということになってしまいます。
幸い、今は満年齢で七五三をするのが主流になっているので、
同級生たちが満年齢で七五三を上げる時、早生まれの子も同級生と一緒にしたいのであれば
数え年で行えば可能です。
七五三、早生まれの女の子の3歳は?
初めての七五三で一番気にかかるのは、娘さんの成長の度合いでしょう。
数え年で七五三をあげようとするとどうしても月齢が低くなってしまいます。
3月生まれの女の子では数えで11月に七五三をしようとすると、2歳8か月ですので
小さめのお子さんだと着物が着たい場合にはサイズ、お行儀ともに大変です。
地域で決まっていたり、親御さんが数え年にこだわられる場合などでは仕方ないですが、
そうでないなら次の年に満年齢で七五三をする方が、お子さん的にもお母さん的にも
負担がすくないので、私は三歳になる年に七五三をすることをお勧めします。
それに3歳だとまだ同級生の概念も強くないので、
同級生がみんなしているのに私だけしてない、などとブーイングが来ることもありません。
数え年で七五三をするのは、7歳の時で良いのではないでしょうか。
3歳を満年齢でしたのに、7歳を数えでするのはおかしいという事もありませんしね。
お母さん自身がどうしても同級生のママ友と絶対一緒にしたい、や
家族の中に数え年にこだわる方だがいる、などの場合は
数え年押しでされていいと思いますよ。
お子さんのお祝い事ですから、大切なのはご家族の意見です。
お子さんの体調、体格や、そのご家庭の状況にあったやり方を選択されるのが
最も良いでしょう。
しきたりに忠実に従う事も素晴らしいことですが、それよりも、
その家のライフスタイルに合わせて無理のない予定を組む方が、
家族にとってのより良い思い出作りにつながります。
七五三 女の子3歳のときの準備
3歳の準備①~気持ちの準備
女の子の七五三といえば、やっぱり着物が着せたいですよね。
女の子の3歳の時の着物は一般的に「被布」と言って
着物の上から羽織る上着を着て帯を締めない着物が主流です。
帯をさせたいと思うかもしれませんが、この「被布」は小さい時の方が似合うので、
これまた何とも言えない格別のかわいさがあります。
自分も小さい時、着物がうれしかった記憶もあるし、
お母さんとしては必ずやりたいことの1つですよね。
けれど、晴着を汚してしまう心配や着崩れの心配はぬぐえません。
そもそも、きちんと着てくれるかも気がかりです。
女の子の3歳の七五三を成功させる秘訣は、ズバリ、
いきなり急に七五三当日に晴着を着せるのではなくて、前もって準備をしておくことです。
夏ごろから、浴衣を着せて和服に慣れさせておいたり、
手持ちのお着物を着せる予定なら、現物を見せてこれを着てオシャレして
お参りするのよ~と気持ちを高めておくのが効果的です。
レンタルの予定なら、モデルさんのかわいい着物の写真を見せて
イメージさせておくと違いますよ。
お母さんの七五三の写真を見せてあげるのもいいですね。
当日の着物がどうしても心配というのであれば、着物は写真を撮る時だけにして
前撮りや後撮りで対応するのがおすすめです。
お参りの時はお出かけ用のワンピースなどでして、
写真館の時だけ着物にすれば、娘さんの負担はぐんと少なくなります。
もし前撮りで褒められてその気になって、お参りも着物でしたいと言い出せば
こっちのものですね。
あとは、3歳はまだ昼寝の必要な年齢なので、お参りや撮影などは
午前中に済ませるのが鉄則です。
午後になって寝くじが重なってしまうと大変です。
撮った写真やビデオがすべて仏頂面・・・なんて勘弁です。
予定はお昼前に終了するよう時間を組むようにしましょう。
お参りのタイムスケジュールなどは前もって神社などに問い合わせて
確認をとることもお忘れなく。
そして2~3歳はイヤイヤ期でもあるので、親に焦りは禁物です。
撮影など、ダメだったら日を改めて…という心の余裕を持つのも重要です。
3歳の準備②~持ち物の準備
お参り当日に準備しておくと良いもののおすすめです。
荷物が大きくなってしまいますが、それよりもいかに娘に快適に
お参りの時間を過ごしてもらうかが成功のカギです。
おじいちゃん、おばあちゃんに他の寝る場合は同行をお願いして
助けてもらうのも一つの方法です。
当日用意するものリスト
・娘の履き替えようの靴やつっかけ
・汚れ除けのタオル
・一口でたべられるお菓子
・こぼさず飲める飲み物
・ハンカチ、ティッシュ(これは常識ですが念のため)
・お気に入りのおもちゃ(小)
その他あげればきりがないですが、最低限あれば助かるもののリストです。
代えの靴は、着物の草履に疲れたとき用。
お菓子や飲み物は晴着を汚さず食べられるものを用意しておくと
気分転換にもなるのでおすすめです。
タオル、ハンカチ、ティッシュは常識ですね。
あと、お参りは案外待ち時間があるので、ちょっとしたおもちゃがあると
ご機嫌にすごせます。
大きいものは無理ですが、メモと鉛筆だけでもあるとちがいますよ。
あとは、カメラやビデオのメモリーです。
こちらはお父さん担当でしょうか。
その場合はバッテリーの予備もお忘れなく^^
まとめ
早生まれの女の子で3歳の七五三は、心配なことが多いですね。
数えと満年齢、どちらでしようかだいたいイメージできましたか?
数え年ですると小さくて心配ですが、数え、満年齢どちらを選択されても
しっかり準備しておけば大丈夫です。
家族にも協力を仰ぎながら、余裕をもって行動して
最高の1日にしてくださいね。
最後になりましたが、七五三おめでとうございます!
ここまで読んで下さりありがとうございました。