バセドウ病の検査とは?検査結果の時間と費用は?

健康診断でバセドウ病の疑いと言われて…

最近、急に痩せて、疲れやすくてもしかしたら・・・

など、もしかして自分がバセドウ病なのではないかと

心配していませんか?

では、バセドウ病の疑いで専門医への受診をした場合、

実際にはどのような検査を受けることになるのでしょうか。

なんでも初めての時は不安になりますよね。

そこでここでは、初診時に受ける検査内容について

体験を元に、詳しく解説していきます。

スポンサーリンク

バセドウ病の検査項目

1.血液検査

検査の目的

甲状腺ホルモンの量や

ホルモン分泌に関係する物質の検査

および肝機能、

免疫にかかわる白血球の状態を診断するため

検査項目と検査値

血液検査 (バセドウ病疑い)

検査項目 基準範囲 項目 重要度
ALT(GPT) 5-40U/L 肝機能  ◎
尿素窒素 8.0-20.0mg/dL 腎機能
遊離T3 2.30―4.10pg/mL 甲状腺ホルモン  ◎
遊離T4 0.88-1.67ng/ml  ◎
TSH 0.34-4.04μIU/ml 甲状腺刺激ホルモン  ◎
TARb TSH受容体抗体  ◎
白血球 3500-8950/μL 細菌感染・炎症の有無  ◎
赤血球 380-500×104/μL 貧血
血色素 11.2-15.2g/dL ヘモグロビン
ヘマトクリット 34.0-45.0% 貧血
MCV 85-100fl 貧血・多血症
MCH 27-36gpg
MCHC 32-37.2g/dL
血小板 12.9-37.2×104/μL 出血傾向
好中球 45.0-71.0% 免疫  ◎
リンパ球 25.0-45.0%  ◎
単球 3.0-7.0%
好酸球 1.0-5.0% 副腎皮質機能

説明用のサンプルです

2.体重測定

目的

体重の増減により、甲状腺ホルモンの影響を診断

バセドウ病を筆頭に、

橋本病や甲状腺機能亢進症、および低下症など

甲状腺の異常がみられる場合

体重変化は甲状腺ホルモンによる症状の有無

を判断する一つの指標となります。

バセドウ病の場合は、体重減少が確認されます。

次回の受診時も体重測定をし、

強い変動がないか経過観察をします。

3.血圧、脈拍測定

目的

頻脈や動悸の有無をみる

脈については1分間に何回拍動があるかを確認します。

実際は15秒間の脈拍を測定し、

✕4で1分間の脈拍を計算します。

4.手の震えの検査

目的

バセドウ病症状の手指振戦の有無を診断

両手の指を開き、

両手を体の前方に、横並びに差し出し

震えがないかを診断します。

小さく手が震えていたら(手指振戦)

バセドウ病の症状です。

5.エコー検査

目的

スポンサーリンク

甲状腺の大きさ、血流、腫瘍の有無などを診断。

ベッドに横になり、

のどにジェルをぬった上から

エコー検査をします。

外からでは分からない甲状腺の内部を調べます。

傷みがある検査ではありません。

X線ではないので被爆の心配もありません。

6.触診

目的

甲状腺の腫れの有無、甲状腺の硬さの診断

のどのちょうど中央の辺りにある、

蝶のような形をしたのが甲状腺です。

甲状腺を皮膚の上から触って診察し、

硬さや腫れ、しこり等がないかをみます。

正常な甲状腺はピンポン玉程度の大きさですが

バセドウ病では、肥大が見られます。

ひどい場合は、横から見ただけで

膨らんでいるのが分かります。

7.視覚、複視の検査、眼症状の診察

目的

バセドウ病による眼症状の有無の診断

医師が掲げる指が

二重に見えていないかチェックします。

併せて、眼球の突出の有無とまぶたの腫れを

診察されます。

眼症状は、バセドウ病だけでなく

その他の甲状腺疾患にも現れます。

専門医は眼を見ただけで

甲状腺の異常の有無が分かると言われます。

8.問診

目的

患者の自覚症状を把握するため

動悸、息切れがないか、

発汗や暑がりの症状の有無

倦怠感、疲れやすさ、不眠などがないか

体の不調についての不調がないかの質問がなされます。

バセドウ病の検査結果のでる時間

大きい規模の病院で、

血液検査を独自でされている病院では

検査結果はその日のうちに分かります。

ですがたいていの場合、

専門医であっても、血液検査が外注のため

検査結果が出るには、1週間程度の期間がかかります。

長くかかるところでは2週間とい言われるところもあり、

病院によって違います。

私にかかりつけでは、専門医でしたが

2週間後頃に検査結果を聞きに来るよう言われました。

その2週間の間は、特に症状の強かった動悸や頻脈の症状に

たいしての薬の処方がありました。

バセドウ病の検査の費用

初診では、検査項目も多く

しかも初診料がかかるため、

費用は病院にもよりますが

だいたい5千円~8千円かかります。

あと、次回の受診までのお薬の処方で

だいたい1000円弱の請求があります。

受診の際は少し多めに準備して行かれると良いでしょう。

まとめ

検査項目は8個ていど

  • 血液検査
  • 体重測定
  • 血圧、脈拍
  • 手の震え
  • エコー検査
  • 触診
  • 複視、眼症状の検査
  • 問診

初診時の費用はだいたいですが

6千円から9千円前後です。

これとは別に、処方薬の代金が千円少々かかることがあります。

検査結果が出るまでには、1~2週間。

病気の疑いがあるというのは本当に不安ですよね。

何もないに越したことはありませんが、

もし本当にバセドウ病であるなら、なるべく早く治療にとりかかった方が

精神的にも体力的にも負担が少なくて済みます。

検査結果が出るまでに時間もかかるので、

なるべく早めに検査を受けられることをおすすめします。

スポンサーリンク
関連コンテンツ(レスポンシブ)



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です