バセドウ病の主な治療は、抗甲状腺薬の内服での治療がメジャーです。
病状や体調によって内服量も違いますが、たいていの場合は何年も薬をのみつづけることが多い病気です。
ずっとつづけていると、飲み忘れてしまう事も時にはあります。
バセドウ病の治療薬は、1日飲み忘れるとどうなるのでしょう。
血液検査には影響するのでしょうか。
それから、飲むのを忘れた場合は、忘れた分を次の日にまとめて飲んでもいいのでしょうか?
ということで、ここではバセドウ病の治療薬の飲み忘れについて、影響や対策、防止策などをシェアしておきたいと思います。
バセドウ病の薬飲み忘れるとどうなる?
バセドウ病の薬といえば、抗甲状腺薬ですよね。
始めのうちは早く良くなりたいと気合も入っているので、薬の飲み忘れはあまり多くないですが、服用期間が長くなってくると忘れがちになってしまいます。
もし抗甲状腺薬を飲み忘れてしまったら、どうなるのでしょうか。
治療が進み、沈静化した病状のときであれば、1日くらい飲み忘れたくらいでは、次の血液検査への影響や症状への影響は出ませんので安心してくださいね。
次の日からきちんと飲めるように気を付けていきましょう。
しかしあまり長い期間、バセドウ病の治療薬を飲み忘れてしまうと、せっかく正常値内に収まっていた数値がまたばらつきを見せる可能性は否めません。
あまり長くや多く忘れたようなら、1度受診して主治医に相談することをお勧めします。
血液検査の結果を見て、新たに指導もしてもらった方が安心できますよ。
バセドウ病の薬飲み忘れたら次の日に前日分も飲んでいいの?
もし、バセドウ病の治療薬を飲み忘れても、次の日に前日忘れた分の薬は飲まないでくださいね。
まとめて飲んでも昨日の分はおぎなえないし、体にもよくないですから。
飲み忘れてしまったことを思い出した時がまだその日の内だったら、気が付いた時点で飲みましょう。
そして、もう今日これから飲むという時に、昨日の飲み忘れに気が付いたなら、昨日の分はあきらめて今日の分だけを飲めばいいです。
朝昼晩など、1日に何度も飲む薬の飲み忘れは、気が付いたときに1回分を飲んで、後は通常の時間のとおりに飲みましょう。
くれぐれも1度に二回分をまとめて飲むことはやめましょう。
飲み忘れて不安に思ったり心配なら、かかりつけの薬剤師さんや医師に相談するといいですよ。
あなたの病状や治療計画に見合った対応策を教えてもらえるので、安心できます。
電話でいいので問い合わせてみましょう。
バセドウ病の薬飲み忘れ防止に私がしていること
私の今の抗甲状腺薬の処方量は、治療開始時のマックス6錠/1日からぐっと減って、1錠と2錠の交互飲みです。
この飲み方になってから、よく飲み忘れたり、飲んだかどうか忘れてしまう事が増えたので、対策を考えました。
まずお薬を薬局でもらったら、薬に直接マジックで飲む日の日にちを書きます。
これにより、その日に飲んだか飲まなかったかが、薬を見れば分かります。
こんな感じ。
あと、交互のみの場合は、今日が何条の日か分からなくなってしまうので、奇数日と偶数日で分けます。
1錠飲む日は奇数日、2錠飲む日は偶数日と言う感じにします。
31日がある日やうるう年には奇数が2回続きますが、たまのことなので細かいことは気にしなくても大丈夫です。
そして、飲み忘れたと思い出した時にいつでも飲めるように、お財布の中にも内服薬を入れた持ち歩いています。
持ってさえいれば、思い出した時にすぐに飲めますから、忘れることが減りました。
しかも、24時間のうちできづいたときに飲めばいいと考えることで、飲み忘れへの心配やストレスもなくなりました。
それから、だめおしで通知アプリを使います。
抗甲状腺薬は1日1回の服用なので、通知も1度だけ。
夜はだいたい9時にはお風呂も済ませてゆっくりしている時間なので、その時間にお知らせがなるようにセットしておいて使っています。
忙しい時にはアラームにイラっとして、消したまま忘れてしまうので、ゆっくりしている時間を狙ってタイマーをセットするといいですよ。
まとめ
バセドウ病は内服治療が長く続くことの多い病気です。
あんまり深くかんがえるとしんどいので、なるべくゆるーく行きましょう。
飲み忘れの防止策も自分に合った方法を見つけて、ストレスなくつづけていきましょうね。
バセドウ病の治療はゆる~く・楽~に、が上手に続けていくコツです。
一緒にゆる~く、コツコツ、治療していきましょうね^^