ノロウイルスの嘔吐はいつまで続く?水分補給は?子供にはどうする?

冬になると猛威を振るうノロウイルス。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎の症状は強く、とても苦しいものです。

さっきまで元気だったのに、突然に嘔吐症状がはじまって、何度もなんども嘔吐が繰り返されます。

何度も嘔吐するのは辛そうで、見ている方は本当に心配になりますね。

そこでここではノロウイルスによる嘔吐がいつまで続くのかや、対処法などについてご紹介していきます。

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ノロウイルスの嘔吐はいつまで続く?

ノロウイルスに感染し、何度も繰り返す嘔吐。

もう出るものがないほど何度も吐いているのに、治まる様子がないと本当に心配でたまりませんね。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎の嘔吐は、胃より下の十二指腸や小腸で爆発的に増殖したウイルスを、体が外に出そうとする自己免疫から起きるものです。

腸の中のウイルスが体の外にできるまでノロウイルスの嘔吐の症状は続きます。

嘔吐の症状は人にもよりますが、だいたい一般的には1~2日で治まります。

ノロウイルスをやっつける薬は存在しないため、ひたすら体の外にウイルスを排出すること以外に治療法はありません。

よって、症状が落ち着けば、体内のウイルスが減ったという証拠です。

嘔吐したものの色が緑色の場合がありますが、これは嘔吐物に十二指腸に分泌された胆汁が混ざってしまって起きることなので、過度の心配は必要ありません。

嘔吐が治まると、今度は下痢が始まります。

下痢によってウイルスを排出しきっってはじめて、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が完治したとなります。

ノロウイルスで嘔吐している時の水分補給

嘔吐が続くと脱水症状が心配になってしまうので、水分補給をしなくてはと考えると思います。

確かに水分補給はとても大切なのですが、まだ嘔吐の症状が強く出ている間に無理に水分を与えると、さらに気分が悪くなってまた吐いてしまうと言う悪循環が起こります。

吐き気が強い間は、無理に飲んだり食べたりせずに症状がいったん落ち着くまで待ちましょう。

落ち着いてくれば自然と水分や食べ物が欲しくなります。

水分補給は嘔吐の症状を見ながら少しずつにしましょう。

ノロウイルスの感染で嘔吐が起きている時の水分補給に最も向いているのは経口補水液です。

経口補水液は体に1番吸収されやすいように作られていて、胃腸への負担も軽減できるのでオススメです。

手元に経口補水液がない場合は、スポーツドリンクで水分補給をするのもいいです。

赤ちゃんや幼児にスポーツドリンクを上げる場合は、白湯で薄めてあげるといいですよ。

水分は無理に経口補水液やスポーツドリンクである必要はありません。

白湯や麦茶、お味噌汁の上澄みなど、取りやすいもので水分補給をしてもいいです。

ただ、果汁の濃いジュース、特にりんごの100%ジュースなどは避けましょう。

これは、リンゴには腸の運動を妨げる作用があることからです。

また、飲み物の温度についてはしっかり冷やしたものより、常温のものがおすすめです。

胃腸への負担がなるべくかからないように、冷たすぎるものは避けましょう。

ノロウイルスで子供が吐いている時の水分の与え方は?

水分補給は大人だと簡単ですが、症状を訴えられない乳児や幼児など子どもにはなかなか難しいものです。

水分を与える目安としては、吐き始めて30分くらいたって少し吐き気が落ち着いてきたタイミングです。

吐き気が強い時には、吐いてから1~2時間の間は何も与えない方が良い事もあるので、顔色・表情など様子を見ながらにしましょう。

吐いていても子供が欲しがるようなら、飲ませて大丈夫です。

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ただ1度に与えずにこまめにあげて下さい。

1回10~20mlの少量の水分を、30分間隔にゆっくりと繰り返し根気よく、何回にも分けてのませます。

これを2~3回つづけてみて吐かないようであれば、その次は50mlくらいに増やします。

吐き気が強い時は、スプーン1杯から始め、5分おきに少しずつ与えます。

とにかく少しずつ、根気よく与えましょうね。

飲ませる量の目安は3~4時間で、経口補水液を

乳児では300~500mlくらい

幼児や小学生には、500~1000ml くらいです。

ですが、状況によって違ってくるのでおしっこが出る事、元気が良くなる事が与え具合の目安です。

欲しがったらどんどん飲ませて下さい。

飲んだ後、また吐いてしまったら、また最初からの繰り返しです。

30分くらいまた様子を見てから、吐き気に合わせて水分補給し直しましょう。

その後、吐き気がおさまってくると経口補水液はおいしくなくなってきてしまうので、好きな飲み物に変えて水分補給をして大丈夫です。。

★半日以上経っても全く水分が取れない時がまれにあります。

この時は受診が必要です。

途中で嘔吐しても大丈夫なように着替えやナイロン袋を用意して病院へ行きましょう。

まとめ

嘔吐が起きている時は、吐いている方も見ている方も辛いです。

ウイルスをだしきれば楽になる病気なので、嘔吐はいつか治まります。

それまでは大変ですが、根気よく水分を取りながら耐えましょう。

嘔吐したものにはウイルスがたくさん含まれているので、取り扱いに注意してください。

家族感染んが怖いので、こんな時のトイレやトイレのドアノブなどの消毒には、私は便利な次亜塩素酸水を使っていますよ。

早く元気になられますように。

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