NHKでした腰痛借金とは!?これだけ体操のくわしいやり方も解説!

腰痛借金

今や日本人の8割以上は一生に一度は経験するといわれ、もはや国民病ともされる「腰痛」。

悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

腰痛といえば最近、「腰痛借金」という言葉を聞いたことはありませんか。

テレビの健康番組で取り上げられることが多いですね。

この腰痛借金が腰痛を重くしている原因なのです。

ここでは松平さん推奨の腰痛に効く体操をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

さらに腰痛借金がある状態と腰痛の原因とその予防について、なるべく専門用語を用いずにわかりやすく解説したいと思います。

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腰痛借金とは

腰痛借金とは簡単にいうと、腰への負担が蓄積されていく様子をイメージしやすいように借金が溜まっていく様子に例えているのです。

腰のどこに負担が溜まっていくかというと、腰の骨と骨の間には椎間板というクッションの役割を担う部分があります。

その椎間板にはゼリー状の物質・髄核(ずいかく)が入っています。

そして、このゼリー状の物質を硬い組織・線維輪(せんいりん)取り囲むような構造になっています。

つまり、椎間板は硬い組織の線維輪とゼリー状の髄核で構成されているということです。

なるべく専門用語を用いずに、と言いながら難しい言葉が出てきてしまいましたね・・・

でも、ご安心を!

腰痛の話に関しては、骨と骨の間の「椎間板」とゼリー状の「髄核」、硬い組織の「線維輪」だけ把握しておけば大丈夫ですよ。

これを機に覚えてもらえればと思います。

さて、脱線しましたが、この髄核は通常椎間板の中心に位置しています。

この状態は腰痛借金が“ない状態”といいます。

しかし、年とともに、または前傾姿勢が長く続くと髄核が背中側にズレてしまうのです。

髄核は固定されているわけではないんですね。動き放題です。

すると、どうなるでしょうか?

髄核のおかげで椎間板はクッションの役割を果たせていたのに、髄核が使えない(ズレた)状態だと硬~い線維輪しかそこには残っていません。

骨と骨の間に硬い組織があれば、当然激痛です。

これが腰痛の原因となっているのです。

この髄核がズレた状態を腰痛借金が“ある状態”というのです。

一般的に借金が溜まっていくと、額が大きくなるほど返済できなくなりますよね。

最終的には自己破産です。

それと同じで、髄核がズレた状態を続けていると、どんどん元に戻しにくくなります。

最終的には重度の腰痛やギックリ腰、椎間板ヘルニアになってしまうことも。

特に椎間板ヘルニアは髄核が線維輪を破って出てきてしまった状態です。

そうならないため、借金はこまめに返済した方がいいですし、腰への負担もこまめに軽減させた方が良いということです。

これだけ体操 nhkのテレビでも紹介されたやり方

髄核のズレ(借金)を少しずつ戻していこう(返済していこう)ということで、今推奨されている体操があります。

それがnhkのテレビでも紹介された「これだけ体操®」

名前からしてすでにすごいですよね!

商標登録を意味するRマークが付いていますよ!

有名なので腰痛でお悩みの方は、すでにご存知かもしれませんね。

まだ、知らない方のためにテレビで紹介されたやり方を簡単にご紹介します。

「これだけ体操」には3種類あります。

まずは特に症例の多い、長時間の前傾姿勢で髄核が背中側にズレてしまったときにするとよい体操をご紹介しますね。

これだけ体操 基本

足を肩幅よりやや広めに開き、両手を支点に腰をしっかりを反らす。

息を吐きながら最大限に反らした状態を3秒間保つ(1~2回)。

[引用]https://lbp4u.com/koredake/

これだけ体操基本型体操といってもやることはこれだけです!まさに“これだけ”体操ですね!

たったの3秒でいいって言うところもすごく魅力的です。

簡単だし3秒でできて仕事や家事の合間の短時間でできるので、習慣化しやすいと思います。

これを続けていくと、髄核のズレによる腰痛の悪化を未然に防ぐことができるそうです。

実際に介護職員を対象にした研究でも予防効果が実証されているので、本当におすすめですよ!

ただ1点、注意点があります。

実はこの「これだけ体操」をすべきではないケースがあるんです。

腰に手を当て後ろのそらした時に、お尻からヒザ、ふくらはぎにかけてビリビリトしびれが現れたり、痛みが走る場合はこの“これだけ体操”は適していませんのですぐに中止して専門の医師にご相談下さい。

これだけ体操 横バージョン

次に腰の左右のゆがみを整えるこれだけ体操をご紹介します。

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普段同じ方ばかりで荷物を持つ癖がある人や、片足にばかり重心をかけたりして姿勢のバランスが悪い場合によく左右にずれます。

普段のご自分の癖を思い出してもらって、バランスが崩れて良そうな習慣がある場合は濃いらの横バージョン体操が向いていますよ。

腰に片手をついて腰を左右に曲げてみてください。

このときにどちらかに曲げにくさを感じたら横バージョンも有効です。

これだけ体操 横バージョン

腰を左右に曲げてみて、曲がりにくかった方をその側だけ壁に肘をつき5秒間曲げる。
これを5回繰り返します。

最後にこれだけ体操の3秒そらす基本の動きを加えて完了です。

これも痛みやしびれが走る場合は、やらないでおきましょう。

効いたかどうかの目安は、体操をしたら痛みが楽になるかどうかで判断できますよ。

3つ目の体操がハイヒールなどの高い靴を履いて長時間過ごしている女性や、妊娠中で腰にそりすぎの負担がかかっている女性に適した体操です。

これだけ体操 逆バージョン

足は肩幅より少し広めに開いた状態でイスに浅めに座ります。

両手をつないで組んで息を吐きながらゆっくり前に倒し、背中を丸めた状態を3秒キープ。
これを1~2回行う。

 

背骨に反り返りの力が加わってゆがみが起きてる状態を整える体操になります。

妊婦さんの場合はあ中に負担がかからないように無理せず行ってくださいね。

これだけ体操の動画

 

これだけ体操を推奨される先生、松平さんご本人が直々に解説をされている動画があります。

どんなに言葉で説明するより、見てまねた方が確実なので動画をご紹介しておきますね。

直々にご本人御出演で教えて頂けるなんてとても贅沢です。

ぜひご覧になってくださいね^^

腰痛の原因

ここからは、腰痛借金をためないために、
具体的に日常生活でのどのような習慣や行動が腰痛を招くことになるのか解説します。

  • 筋肉の衰え・骨の老化

腰は筋肉と骨に支えられています。

筋肉が衰えれば腰を骨だけで支えている状態になり、負担が大きくなります。

さらに、加齢によって骨がもろくなれば骨折しやすくなり、これまた腰への負担が大きくなります。

特に女性は閉経後、骨粗しょう症で骨がもろくなって圧迫骨折を起こしやすくなってしまうのです。

運動不足とカルシウム不足は腰には大敵です。

  • 姿勢の悪さ・一定の姿勢

長時間のデスクワークやスマホの使用、または介護の仕事などで前かがみの姿勢を続けていると、腰の筋肉に大きな負担がかかります。

仕事以外のときは腰への負担をかけない姿勢を心がけましょう。

  • 過度の運動や動作

運動不足が大敵といいながら、過度な運動はかえって腰への負担がかかってしまうのです。

腰の筋肉を酷使するような肉体労働や激しいスポーツ、重いものを持ち上げるといった動作は腰への負担が大きくなります。

スポーツをする前は入念にストレッチをしたり、休憩をこまめに入れたり、仕事では急に重い荷物を持ち上げたりしないようにしましょう。

腰痛の予防

腰痛の予防ですが、原因のところで少し述べたように、運動不足とカルシウム不足は大敵です。

日頃から軽度な(←ここ大事!)運動をして筋力維持を図り、カルシウムは若いうちから十分に摂って骨を丈夫にしましょう。

ここでは、デスクワークでの正しい姿勢と腰への負担がかかりにくい重い荷物の持ち上げ方を詳しく解説したいと思います。

  • 正しい姿勢

よい姿勢

あごを引く
背筋を伸ばす
腰と足の付け根が直角になるように深く座る

[引用] https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/26_youtsu/index3.html#d01

いくら正しい姿勢で座っていても、同じ姿勢を長時間保ったままでは筋肉が固まってしまいます。

30分に一回は座ったままでもいいので腰を回すなどしてストレッチをしてください。

もし、立てるのであればその場で伸びをしてみましょう。

もちろん、そのときは急に動かないようにしてくださいね!

急激な動作は腰には禁物です。

  • 重い荷物の持ち上げ方

重いものを持ち上げるときに立った姿勢のまま持ち上げるのは危険です。

ちゃんとしゃがんでから荷物に手をかけ、全身を使って持ち上げてください。

また、持ち上げている途中に突然振り向いたり、体の向きを変えたりするのは避けましょう。

荷物を持ち、立ち上がってから体の向きを変えましょう。

[参照]https://healthcare.kao.com/body/stiff-shoulder/stiff-shoulder3/

NHKでした腰痛借金とは!?これだけ体操のくわしいやり方も解説!のまとめ

腰痛借金についてとその対処法のこれだけ体操、腰痛の原因とその予防のご紹介でした。

松平先生ご本人曰く、個の体操で日本人の腰痛の8割は解消するとのことです。

腰が痛い人は、痛みが出るという恐怖で腰を動かさないようにしてしまうので余計に腰痛が深刻になるケースが本当に多いのだそうです。

体操をして痛みが出たりしびれが出る場合は、体操では治らない病巣がある証拠なので、体操は控えて医療機関にご相談されて下さい。

これだけ体操をしてみて痛みが和らいだりコントロールできるようなら、体操が向いている症例なので改善を目指して続けてみられてくださいね。

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